秋田駒ヶ岳 自然情報

秋田駒ヶ岳自然情報

秋田県自然公園管理員の山岡氏よりご提供いただきました。

@平成29年5月31日(日)現在
J平成29年9月12日(火)現在
E平成29年7月14日(金)現在
K平成29年9月19日(火)現在
A平成29年6月11日(日)現在
F平成29年7月24日(月)現在
L平成29年9月27日(水)現在
B平成29年6月18日(日)現在
G平成29年8月7日(月)現在
M平成29年10月8日(日)現在
C平成29年6月29日(木)現在
H平成29年8月21日(月)現在
N平成29年10月25日(水)現在
I平成29年8月31日(木)現在
D平成29年7月5日(水)現在
(網張ビジターセンター)

雨の中を出発

第二展望台

土井先生の解説の様子@

土井先生の解説の様子A

ビジターセンターでの座学の様子

◎開催日:平成28年6月18日(土)
◎天候:雨
◎参加者:一般参加15名、盛岡ROAR1名、PV6名、VCスタッフ2名
◎講師:土井 宣夫 氏(岩手大学教授・博士)


 行事当日、国見温泉駐車場に向かう際に大きな虹が見えました。天気予報は曇りで行事を行うのに不安な要素は感じられなかったのですが、国見への山道を登るにしたがって景色は白くなり、小雨がぱらつき始めました。本日の行事は、岩手大学教授・博士の土井宣夫先生に女岳の火山活動について実際に現地で詳しく解説して頂く予定だったので、学習会を行うにはあいにくの天候となりました。それでも、レインウェアに身を固めた参加者とスタッフは、回復してくれる事を祈りつつ登山を開始しました。

  登山口を入って間もなく、かつての海底が隆起した白っぽい岩(第三紀層)の地点で、土井先生が秋田駒ヶ岳の南部カルデラから流れてきた火砕流の解説を行いました。参加者は雨をはじくフードごしに耳を傾け、先生の話に集中して聞き入りました。
  夏を迎えたこの時期、登山道沿いに咲く花も見頃を迎えたものが多く、サラサドウダンやイワカガミ等が雨に濡れて鮮やかに見えました。
  登山道は一部浸食が進み、溝が深くなった場所も見られます。そうした地層が視認できる場所で、土井先生は火山灰や黒色土(火山の休止に伴い植物が繁栄した層)の違いを差し示し形成された経緯を説明されました。ほかにも水蒸気爆発に伴う水分含有量が多い火山灰や十和田湖の噴火に起因する白い火山灰の層について等、火山に関心のある方には非常に興味深いお話を聞く事ができました。
  横長根に出ても天候は回復せず、残念ながら女岳方面も白いガスに覆われていました。歩みを進めるにつれいよいよ雨・風が強まり回復の兆候が伺えなかったため、大焼砂に入る手前でやむを得ず下山する事にしました。その代わりに、午後は網張VCを会場に土井先生の座学を2時間ほど行うことが参加者に告知され、希望者は足を運んでもらう事にしました。帰りの登山道は濡れて滑りやすい箇所もあるので、ゆっくり足元を確認しながら下りていきました。
  11時ごろ国見温泉駐車場に到着しいったん解散し、午後の部へ向けてめいめいが網張へ向かいました。開放されたVCのレクチャールームではペレットストーブが焚かれ、雨に濡れた参加者は暖をとりながらお昼ご飯を食べました。
  13時からの座学は、土井先生が雨天時のためにご用意されていた資料をプロジェクターで投影しながら、手元の資料も交えて解説が行われました。女岳の熱異常地域が東日本大震災以降顕著に広がっている事、女岳と小岳の地下ではマグマの貫入の向きが独自の動きをみせている事等、参加者は土井先生の研究の一端に触れる有意義な時間を共有する事ができました。また土井先生から、各々が秋田駒ヶ岳の登山時に女岳の写真を撮影しVC等に提供すると、データが蓄積され時系列的に判断できる有効な資料になるのでご協力をと呼びかけがなされました。
  当初の予定通り女岳を観察する事はかないませんでしたが、それでも得られたものは少なくない行事だったと思います。雨の中ご参加いただいた皆様、本当にお疲れ様でした!


「火山学習会-活動高まる!秋田駒・女岳を観察する」 (平成28年6月18日(土)実施)

(網張ビジターセンター)


ブナ林で盗掘された植物についての説明

霧に包まれた紅葉


大焼砂でコマクサの成長過程を説明

コマクサ2年生


横岳で名前の由来説明や周辺の山岳風景を想像
◎開催日:平成27年9月26日(土)
◎天候:小雨のち曇り
◎参加者:一般参加17名、PV9名、VCスタッフ2名
◎講師:所 博幸氏(岩手県自然公園保護管理員)

 あいにくの小雨模様となり、開催が危ぶまれましたが、風があまりなく、気温がそれ程低くなかったため実施することにしました。遠くは埼玉県をはじめ、仙台市や松島町などからの参加もあり秋田駒ヶ岳の人気の高さを感じました。講師には岩手県自然公園保護管理員で秋田駒ヶ岳の登山道を管理されている所さんをお迎えし、途中様々な説明・アドバイスをいただきながらの山行となりました。

  簡単な開会では、所さんより秋田駒ヶ岳の見どころなどをお話いただき、雨具を装着してから2班に分かれて出発しました。時おり雨が強くなる時もありましたが、登山口から続くブナなどの広葉樹の葉っぱが瑞々しい姿を見せてくれました。途中、オオカメノキやナナカマドなどの紅葉や実が見られたり、一枚の葉っぱに赤と緑が混在しているハウチワカエデなど、それぞれのペースで進む紅葉の様子も観察することができました。所さんからはオオカメノキの紅葉の様子、実は赤から黒に変化する、来年の花芽・葉芽が準備されていることなど実物を見ながら教えていただきました。横長根では実が豊作なブナを観察したり、快晴であればどのような風景が広がるかなどを想像しながら小休止しました。
  横長根から第二展望台へ続く登山道では鮮やかな橙色のミネカエデなどの紅葉を楽しみ、大焼砂では斜面に広がる花と同じ黄色が鮮やかなタカネスミレの草紅葉が濃霧の中でもひときわ目立っていました。横岳の斜面の紅葉も鮮やかで、時おり霧が途切れると快晴時の全景が見られる風景とはまた違ったつつましやかな美しさにハッとさせられました。
  阿弥陀池に到着するも相変わらずの小雨模様のため、汗が冷えないように注意しながら昼食休憩としました。昼食後は小雨が止んだ霧の中で記念写真を撮り同じ道を戻りました。
  横岳では、所さんから快晴時に見られる山々の説明があり、一同で想像力を働かせてそれぞれの山岳風景を頭の中で描きました。参加者からは「今日は景色が見られなかったのは、またここに来てねということなんだろうな」との声も聞かれ、あちらこちらで「そうだね、また来たいね」と口々に話していました。
  大焼砂では、まだかろうじて咲いているコマクサが点在し、露に濡れた可憐な姿で私たちの目を楽しませてくれました。所さんからは年々植生が変わっているため、今見られるコマクサがのちのち他の植物に取って代わられる等の話があり「今見られる景色は今だけのもの」という説明があり大変印象的でした。
  帰りは幸い小雨も止み、風もない霧の中をゆっくり下り国見温泉登山口へ下山することができました。この行事でも岩手山地区パークボランティアの皆様の陰ながらサポートいただき、全員ケガもなく無事に行事を終えることができました。

「紅葉の秋田駒ヶ岳に登ろう」 (平成27年9月26日(土)実施)
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